アシュトン
ホールって
何者?
年齢・職業・バズった理由をわかりやすく解説。
午前3時54分起床、氷水に顔を突っ込んで、バナナの皮でスキンケア——世界10億回再生を叩き出したモーニングルーティンの全容。
アシュトンホール、そもそも何者?
Ashton Hall(アシュトン・ホール)は、アメリカ出身の29歳。パーソナルトレーナー兼フィットネス系インフルエンサーだ。もともとはアルコーン・ステート大学でランニングバックとしてアメフトをプレーしていたが、NFLドラフトには選ばれなかった。
その後フィットネス業界に転身し、2020年にオンライントレーニングプラットフォーム「ASH Fitness」を立ち上げ、2022年には「Ashton Hall Official」としてリブランド。筋トレ・自己啓発・ライフスタイル系のコンテンツを発信し、フォロワーを積み上げてきた。
Ashton Hall(アシュトン・ホール)
29歳(2025年時点)
アメリカ合衆国
パーソナルトレーナー/フィットネス系インフルエンサー
約180cm(映像から推定)
元大学アメフト選手 → ASH Fitness 創業
Instagram / TikTok / YouTube / X(Twitter)
2025年3月〜(世界規模でミーム化)
自称「7ケタの収入」を稼ぐコーチとして、15万人以上のフォロワーに「自分の人生を再発明する方法」を教えているという。NFLに行けなかった挫折をバネにビジネスを築いた、という自己啓発的なストーリーが彼のブランドの核にある。
どの動画がバズったの?
2025年2月8日、アシュトンホールはInstagramに一本の動画を投稿した。タイトルは「The morning routine that changed my life 3:50am to 9:30am(私の人生を変えたモーニングルーティン)」。約5時間半にわたる朝の記録だ。
最初はじわじわ広まる程度だったが、3月20日にX(旧Twitter)で別ユーザーが再投稿したところ一気に爆発。2日間でXだけで4億6600万回以上再生され、世界中でミーム・パロディが生まれた。
「ネタなのか狂気なのか」——それが世界中の人が感じた疑問だった。
問題のモーニングルーティン、全部見せます
午前3時54分から午前9時26分まで、約5時間半。中身を時系列で追うと、こんな感じだ。
AM
就寝中に口に貼っていた「マウステープ(Hostage Tape)」を鏡の前でペリッと剥がすシーンからスタート。鼻呼吸を促して睡眠の質を高めるとされているが、医学的な賛否はある。
AM
コバルトブルーの瓶が特徴的なサラトガスプリングウォーター。動画全体を通じて何度も登場し、まるでスポンサーかのようだと話題に。
AM
早朝トレーニング後に精神的な充電タイム。自己啓発系インフルエンサーらしい構成だが、まだ夜明け前だ。
AM
ボウルに入れた氷水に顔を沈める「アイスフェイシャル」。肌の炎症を抑えて目を覚ますとされているが、これが最初のバズポイント。Healthlineによれば、冷水への顔の露出は炎症を抑え、覚醒を促し、肌のトーンを改善する可能性があるとのこと。
7:00 AM
このあたりはわりと普通。ハードな筋トレをこなして汗をかく。むしろここが一番まともな時間帯。
AM
プールに飛び込んでから次のシーンまで、タイムスタンプがなぜか4分間進まない。「7:36 Pool Dive」として独立したミームになるほど話題に。
AM
「バナナフェイシャル」として一部のスキンケア界隈で話題になっているが、医師はアレルギーを引き起こす可能性を指摘している。全体でもっともツッコまれた謎の行動。
AM
シャワー後にまた氷水フェイシャル。そしてミーティングに参加して一言:「So looking at it bro, we gotta go ahead and get at least 10,000(少なくとも1万は稼がないとな)」。この謎のセリフが爆笑を呼んだ。
AM
5時間以上かけてようやく朝食。この間ずっと映像を撮り続けていたカメラマンの存在も密かに話題に。
5時間半かけて朝食までたどり着く——でも実際のワークアウト・水泳・仕事などは2〜2.5時間でこなせる内容だというのが専門家の見解。「残りの時間に何をしていたのか誰にもわからない」(Slate誌)
なぜこんなにミーム化したの?
「完璧すぎるモーニングルーティン」はSNSで以前から溢れていた。毎朝5時起きで瞑想してプロテインを飲んでジムに行く——みんな一度は見たことがあるやつだ。
アシュトンホールの動画がその中で際立ったのは、「本気なのか風刺なのかわからない」絶妙なラインにあったからだ。氷水、バナナの皮、謎の「10,000」発言、4分間のプールダイブ……。シリアスな自己啓発と、思わずツッコみたくなる要素が同居していた。
「POV:朝5時の氷水ボウル目線」という動画が3万8000いいねを獲得するなど、独立したミームジャンルに。
「男たちはかつて戦争に行っていたのに、今はバナナの皮を顔に塗っている」というポストが爆バズ。
謎のビジネス通話で言い放った一言。「最低でも1万は稼がないとな」が文脈不明すぎてコピペ化。
その結果、SNSでは大量のパロディが投稿された。アニメキャラ版、犬バージョン、赤ちゃんバージョン……。そして世界的ミュージシャンのエド・シーランや、語学アプリのDuolingoの公式アカウントまでパロディを投稿するほど話題が拡大した。
パロディ動画を投稿。世界的スターが乗っかるほどの文化現象に。
ブランドアカウントもいち早くミームに乗っかり話題をさらった。
なんとホワイトハウスのSNSアカウントまでパロディを投稿するという異常事態に。
パロディを「自分のルーティンをパクっている」と勘違いし、「私はリーダーになるために神から遣わされた」と発言して更なる炎上(?)を招いた。
このルーティン、実際どう?
コメディとして消費されつつも、専門家が中身を分析した記事も多く出た。科学的に見ると「意味があるもの」と「ツッコまれるべきもの」が混在している。
文化評論家たちは、この動画を「ハッスル文化」「グラインドコア」「アルファ男性的な男らしさ」の象徴として分析した。SNSが作り出す「完璧な朝」への幻想——それを爆笑しながら見ていた人たちの多くも、内心では憧れていたかもしれない。
この記事のまとめ
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