日常から知る自己理解
エゴグラムとは?
5つの心の働き
エゴグラムは、5つの特性をグラフにして、自分の考え方や行動の傾向を捉えるものです。「私はこのタイプ」と決めるより、日常でどんな反応が出やすいかを知る入り口として使えます。
見るポイント
5つの特性の出方
旅行の相談なら?
友達と旅行を計画するとき、あなたは何に目が向くでしょう。締切、友達の負担、お金、楽しさ、みんなの希望。同じ相談でも、注目するところから5つの違いが見えてきます。たとえば、次のような会話です。
CP|締切を意識する
「予約は金曜までに決めよう」
約束やルールを大切にし、必要なことをはっきり伝える見方です。
NP|負担を気遣う
「運転が長くなるけど、疲れない?」
相手の様子や気持ちに目を向け、支えようとする見方です。
A|予算を整理する
「交通費と宿代を分けて比べよう」
情報を整理し、条件や事実をもとに考える見方です。
FC|面白い案を出す
「海辺で朝ごはんを食べたい!」
好奇心や楽しい気持ちを、のびのび表す見方です。
AC|みんなに合わせる
「全員の希望に合うプランにしよう」
周囲の希望や期待を受け止め、歩調を合わせる見方です。
ひとりに5つある
5つは、人を別々の箱に分けるためのものではありません。同じ人が「面白そう!」と案を出し、予算を整理し、最後に友達の都合に合わせることもあります。
こころの耳では、特性の出方は時・場所・相手によって変わると説明されています。点数の高低は、人間性の優劣ではありません。「いつもこうだ」ではなく、「この場面では何が出やすい?」と考えると、日常と結びつけやすくなります。
正式名称を知る
CPは「批判的親」、NPは「養育的親」、Aは「成人」、FCは「自由な子ども」、ACは「順応した子ども」。こころの耳では、順に「指導・支援・論理・自由・協調」という特性として整理しています。「親」「子ども」は実年齢ではなく、心の働きを表す言葉です。
反応を振り返る
旅行の相談を思い出し、「最初に気になったのは締切? 予算? 友達の気持ち?」と振り返るだけでも、自己理解の一歩になります。病気を自己診断するものではなく、自分の反応に気づくための入門です。
実際に試すなら、こころの耳のセルフチェック(KEG)へ。TEGとは同じテストではありません。
出典:厚生労働省「こころの耳」エゴグラムの解説、同セルフチェック。2026年10月21日確認。
