海外旅行の準備 / 2026年改定対応
旅行を決めてからパスポートを開いたら、期限がもうすぐ。そんなときは「更新できる時期」「何を用意するか」「出発までに受け取れるか」を順に整理すると、やることが見えてきます。
有効なパスポートの更新(切替申請)は、原則として有効期間が残り1年未満になったらできます。すでに期限が切れている場合は「新規申請」です。まず顔写真のページで有効期限を見て、自分の申請方法を分けるところから始めましょう。
パスポート更新はいつから?期限切れと切替申請の違い
いつ旅行するかだけでなく、今のパスポートがまだ有効かどうかで、手続きが変わります。近い状況を開くと、最初に何を用意するかを確認できます。
まだ有効で、残り1年未満になっている
通常は切替申請の対象です。現在有効なパスポートを使って手続きを進めます。氏名・本籍地の都道府県などの記載事項に変更がある場合は、単純な期限更新と必要書類が異なるので、変更も含めて申請内容を選びます。
すでに期限が切れている・初めて作る
新規申請として進めます。窓口申請では戸籍謄本や本人確認書類などの用意が必要です。オンライン申請では戸籍の情報がシステム連携されるため、通常は紙の戸籍謄本の提出を省略できます。期限切れのパスポートがあれば、それも用意します。
残り1年以上あるが、名前が変わった・査証欄が少ない
氏名や本籍地の都道府県が変わった場合、また査証欄の余白が見開き3ページ以下の場合などは、通常の期限更新とは別に申請できることがあります。今の旅券と同じ満了日にする「残存有効期間同一旅券」など、状況と年齢によって選べる手続きが違います。外務省の申請内容の一覧から確認できます。
切替申請の対象と新規申請の区分は、外務省「国内からオンライン申請する」の案内をもとにしています。なくした場合は、有効期限の確認だけで進めず、紛失の届出を含む手続きが必要です。
2026年7月から料金が変わった。いくらかかる?
日本国内で、2026年7月1日以降に申請が受理される通常の手数料は次のとおりです。国の手数料と都道府県手数料を合わせた額で、写真撮影代や書類の取得費は別です。
| 18歳以上・10年旅券 | オンライン:8,900円 窓口:9,300円 |
|---|---|
| 18歳未満・5年旅券 | オンライン:4,400円 窓口:4,800円 |
| 18歳以上・残存有効期間同一旅券 | オンライン:5,400円 窓口:5,800円 |
出典:外務省の手数料案内と、そこから公開されている2026年7月1日以降の手数料表(PDF)。以前の申請でパスポートを受け取らず未交付失効となった場合は、表の通常額とは異なります。
大人は10年か5年かを自由に選べる?
2026年7月1日以降、18歳以上が通常の新しい旅券を申請する場合は10年旅券です。18歳未満は5年旅券となります。以前の「大人も5年か10年を選べる」という案内を、今の申請へそのまま当てはめないようにしましょう。
すでに持っている5年旅券が、制度変更だけで使えなくなるわけではありません。18歳以上で5年旅券を持っている人も、有効なものは引き続き使えます。年齢は法律上、誕生日の前日の申請手続きから1歳加算して扱われます。出典:外務省Q&Aの有効期間の説明。
オンラインと窓口、どっちで申し込む?
オンライン申請は窓口へ申請に行く手間を減らせ、通常の手数料も窓口申請より400円低くなります。一方で、対応するスマートフォン、マイナンバーカードなどの準備と、画面上での写真・署名の提出が必要です。
| オンライン申請 | マイナポータルから申請。マイナンバーカード、対応スマートフォンと案内されたアプリ、必要な暗証番号などを準備する。切替申請では現在有効なパスポートも使う。 |
|---|---|
| 窓口申請 | 用紙と写真、申請内容に応じた書類を用意して申請窓口へ。スマートフォンの操作が難しい場合も、窓口での申請を選べる。 |
| 受け取り | オンラインでも新しい旅券は自宅に郵送されない。原則として本人が窓口へ受け取りに行く。 |
申請から受け取りまで、すべてスマートフォンだけで完結するわけではありません。オンラインで申し込む場合も、行ける場所と時間の受取窓口を先に選んでおくと、最後に困りにくくなります。暗証番号が分からない場合の対応も含め、外務省のオンライン申請案内を使えます。
窓口で更新するときの必要書類は?
戸籍の記載事項に変更がない通常の切替申請と、期限切れ後の新規申請では、用意するものが違います。次は日本国内で窓口申請する場合の基本です。事情によって追加書類が必要になることがあります。
| 通常の切替申請 | 一般旅券発給申請書、規格に合う写真、現在有効なパスポートなど。氏名や本籍地の都道府県などに変更がなければ、通常は戸籍謄本の提出は不要。 |
|---|---|
| 期限切れ後・初めての新規申請 | 一般旅券発給申請書、戸籍謄本、写真、本人確認書類など。有効期限切れのパスポートがあれば用意する。 |
| 氏名などに変更がある場合 | 変更を確認する戸籍謄本などが必要になる。期限更新だけの書類で済むとは限らない。 |
住民票の写しは全員が一律に提出する書類ではなく、住民登録と異なる都道府県で申請するなど、必要な場合があります。各書類の条件は外務省「申請手続きに通常必要な書類」と、実際の申請窓口の案内で確認できます。
写真は「顔が写っていればよい」わけではない
窓口申請の写真は縦45mm×横35mmが基本で、顔の大きさや位置、背景などにも規格があります。スマートフォンで撮る場合も、顔に影がかかる、背景に物が写る、強い加工で本人と違って見える、といった写真では補正を求められることがあります。
手持ちの証明写真を使いたいときも、撮影時期やサイズを確認してからにすると二度手間を減らせます。オンラインなら申請画面のガイド、窓口なら提出用写真の案内に合わせて準備しましょう。
更新から受け取りまで何日かかる?
外務省の2026年10月22日更新の案内では、国内は通常2週間程度とされています。ただし、実際の日数は申請先の審査や休業日、書類の補正などで変わるため、「今日申請すれば必ず14日後に出発できる」という意味ではありません。
オンラインでも審査はあります。写真や入力の修正が求められたら、対応が終わるまで審査が中断されるので、提出後の通知も見ておきます。出発日から逆算するときは、受取予定日だけでなく、補正や受け取りに行く時間も残しておくと予定を組みやすくなります。
最新の予定は、申請窓口の案内や、外務省が案内する「パスポート受取可能日検索システム(パスけん)」で確認します。出典:外務省の手数料改定・交付までの日数の案内。
受け取りで持っていくものと、受け取り期限
受け取りに必要な受付票・通知、手数料の納付方法、現在持っているパスポートなどは、申請後の案内で確認します。通常の切替では、古いパスポートを持参し、新しいものと引き換える手続きがあります。代理の友人に受け取ってもらうことはできません。
新しいパスポートは、発行から6か月以内に受け取らないと失効します。申請したまま旅行が延期になっても、受け取りまで済ませておきましょう。未交付失効後の申請は手数料が高くなる場合があるので、申請の完了通知と受取日を一緒に残しておくと確実です。
旅行予約の前に見ておく、あと二つのこと
有効期限内でも、渡航先の残存期間を満たすとは限らない
渡航先によっては、入国時などに一定以上の有効期間が残っていることを求められます。必要な期間は国・地域、目的、滞在日数などで異なります。日本へ戻る日まで有効だから大丈夫、とだけ考えず、渡航先の大使館などの最新案内を確認して旅程を決めます。
更新するとパスポート番号が変わる
新しいパスポートでは番号が変わり、古い旅券の残りの有効期間も加算されません。航空券や査証の申請ですでに番号を登録している場合は、変更後の情報をどう届けるかを予約先などへ確認します。ここを先に把握すると、予約情報と新しい旅券が食い違うのを防げます。
旅券の準備ができたら、現地での通信も整理できます。海外旅行のeSIMとSIMカードの選び方では、対応端末、データ容量、通話の有無から比較しています。
2026年10月27日確認。日本国内からの申請を中心に、外務省のオンライン申請案内・必要書類・Q&A・2026年7月改定後の手数料表を参照。窓口ごとの日程と必要書類は申請先の案内をご利用ください。オンライン申請の一時停止情報も公式ページで更新されます。

