Bluetoothイヤホンの選び方

コーデックの違いと
イヤホン選びの基準

SBC・AAC・LDACは、Bluetoothで音声を送る方式の違いです。使うにはスマホとイヤホン両方の対応が必要。ただし、方式名だけで好みの音や装着感、音切れの少なさまでは決まりません。

買う前の順番

スマホ → イヤホン → 接続状態 → 曲と装着感

01 / 選ぶ基準

方式名より、使える組み合わせ

製品ページの「LDAC対応」は、手持ちのスマホとの組み合わせまで見て選びたい表示です。まず知りたいのは、手持ちのスマホと、そのイヤホンで何が使えるか。イヤホン側だけ対応していても、その方式で送れるとは限りません。

「LDAC対応なら、こちらが正解?」

選ぶときの問いの例:「自分のスマホでも使える? 使えたとして、耳に合う?」

対応方式は候補を絞る材料です。一方、耳への収まりや好きな音の傾向は、仕様欄だけでは答えが出ません。ここは別々に確かめる、と考えると選びやすくなります。

ソニーのLDAC接続についての案内でも、接続する両機器の対応と取扱説明書の確認が案内されています。また、共通規格に対応していても、すべての接続が保証されるわけではありません。

02 / 買う前に

確認はこの順番で

1 スマホの仕様を見る

メーカーの仕様やサポート情報で、使いたい方式に対応しているか確認します。「Androidだから」「iPhoneだから」と一括りにせず、使っている機種の情報を入口にしましょう。

2 イヤホンの仕様と条件を見る

次に、候補のイヤホンの対応方式を確認。両方に同じ方式があるかを照らし合わせ、設定に関する注意も取扱説明書で読みます。対応していることと、設定せずそのまま使えることは同じではありません。

3 実際の接続状態を確かめる

接続後は、機種が提供する設定画面やアプリなどで、使用中の方式を確認できるか見てみましょう。仕様欄は「使える方式」、接続状態は「いま使っている方式」を知るためのものです。音切れが気になるなら、方式名で判断せず、その組み合わせと使う場所での状態を確かめます。

4 いつもの曲と装着感で決める

試せるなら、聴き慣れた曲で声や楽器の聞こえ方を確認し、耳の圧迫感やずれもチェック。私なら、コーデックの条件を満たした候補の中から、無理なく着けられて、普段の曲を気持ちよく聴けるものを選びます。

03 / 用語の補足

3つの違いを短く整理

コーデックは、ここではBluetooth音声を送るための符号化方式のこと。名前は、次の程度に押さえれば選ぶ入口になります。

SBC|標準的な方式

BluetoothのClassic Audioで標準的に使われる方式です。

AAC|Apple機器でよく使われる

iPhoneなどでも使われる方式です。AACという名前だけで、イヤホン全体の音の優劣が決まるわけではありません。

LDAC|ソニーが開発

ソニーが開発した方式です。利用には両機器の対応が必要で、事前の設定が必要な場合もあります。

出典:ソニー・Bluetooth機器の対応条件、ソニー・対応コーデックの説明(2026年10月20日確認)。切り替え方法は使う機種の取扱説明書をご覧ください。

なお、ANCは周囲の騒音を抑えるための機能で、コーデックとは別軸です。通勤用なら騒音への対処、長時間使うなら装着感も、方式と並べて考えましょう。

対応を入口に、使い心地で選ぶ

  • 使いたい方式は、スマホとイヤホンの両方で確認する。
  • 対応表だけでなく、実際の接続状態も見る。
  • 最後は、いつもの曲・装着感・使う場所に合うかで決める。
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