はじめてのPC選び
ゲーミングPC
予算はいくら?
一式で考えよう
ゲーミングPCの予算は、本体だけで使い切らず、画面や操作機器を含む「遊べる状態の総額」で決めるのが出発点です。今回確認した新品の構成例は本体189,800円から。これを使って一式をそろえる計算例では、約23万円になります。
予算に入れるもの
本体+周辺機器
選ぶ順番
ゲーム・解像度・性能
購入前の確認
構成・付属品・保証
ただし23万円がすべてのゲームに必要な最低額、という意味ではありません。手持ちの画面を使えるか、どのゲームをどんな画質で遊ぶかで予算は変わります。この記事では相場データ、実際の商品例、予算の配分例を分けて説明します。
この記事の内容(目次)
今の相場はどれくらい?最安値と中央値を混ぜない
PC比較サイトggの相場チェックツールでは、2026年10月20日10時45分更新の表示で、対象15メーカー・在庫5,787件の中から構成別の価格中央値を示しています。画面に表示された区分の値は次の通りです。
| ggの表示区分 | 構成別価格の中央値 |
|---|---|
| エントリー | 24.5万円 |
| ミドル | 34.0万円 |
| ハイエンド | 51.5万円 |
これは同サイトが対象にした構成・在庫の中央値で、売れた価格の平均でも、「初心者は24.5万円以上必要」という最低額でもありません。新品・中古、CPU、GPU、メモリ、保証が違う商品を、区分名だけで同じものとして比べないでください。
ドスパラの総額ガイドも、本体と周辺機器を分けて予算を考える構成です。価格は部品や構成、時期で動くので、古い「10万円で十分」「20万円なら何でも動く」という説明だけで購入額を決めず、候補商品の現在の構成と照合しましょう。
本体の実例:189,800円の構成で何が付く?
2026年10月23日にマウスコンピューターの公式商品ページで確認したNEXTGEAR JG-A5G60(型番JGA5G60B5BADW102DEC)は、基本構成189,800円(税込)からの表示でした。カスタマイズ前の一例で、最安ランキングや実機性能評価ではありません。
| 項目 | この基本構成の表示 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
| GPU | GeForce RTX 5060・ビデオメモリ8GB |
| メモリ/SSD | 16GB/500GB |
| OS | Windows 11 Home |
| 画面・キーボード・マウス | 標準付属なし |
| 無線通信 | 仕様欄の無線は「ー」。Wi-Fiが必要なら構成を確認 |
| 保証・送料 | 3年間センドバック修理保証、基本構成の送料無料表示 |
同じ「RTX 5060搭載」でも、CPUやSSD、無線、保証が違えば選ぶ理由も変わります。この例では500GBのSSDに、OSやゲームなどを入れることになります。遊びたいゲームの必要容量と、複数本を入れる予定を見て、容量追加が要るかを考えてください。
また、商品名が同じでも詳細型番や時期で構成が変わることがあります。昔の記事で紹介された同名モデルの価格やGPUを、そのまま今の商品に当てはめないようにしましょう。掲載価格・納期は注文時の画面で見直してください。
一式で約23万円になる計算例
本体は上の商品表示を使用し、周辺機器には比較用の仮予算を置いて計算します。周辺機器の数字は特定の商品を調査した相場ではなく、いくらまで使えるかを考える配分例です。デスク・椅子、ゲーム代、ネット回線の契約費はここには入れていません。
| 用意するもの | 価格・仮予算 |
|---|---|
| 本体(上記の基本構成) | 189,800円 |
| モニター(仮予算) | 25,000円 |
| キーボード・マウス(仮予算) | 8,000円 |
| ヘッドセットなど音声機器(仮予算) | 5,000円 |
| LANケーブルなど(仮予算) | 1,000円 |
| 合計 | 228,800円 |
Wi-Fi用の機器が別途必要で、仮に3,000円を見込むなら合計231,800円です。一方、対応する画面や音声機器を持っていれば、その予算を減らせます。「一式だから全部新品」と決めず、流用できるものを先に確認するだけでも本体に回せる額が変わります。
一式セットを選ぶ場合も、モニターの解像度・リフレッシュレート、入力機器、保証を個別購入とそろえて比較します。セットの品数が多いことだけでは、自分のゲームに合うかは分かりません。
総額15万・20万・25万・35万円なら、どう考える?
| 総額の上限 | 予算の考え方 |
|---|---|
| 15万円 | 手持ち機器の活用、旧構成・中古なども含めて候補探し。求める性能と保証の妥協点を整理 |
| 20万円 | 周辺機器に3.5万円を残すなら本体の上限は16.5万円。上の18.98万円の例とは予算が合わない |
| 25万円 | 上の一式例なら約2.1万円の余裕。必要ならSSD・無線・保証などを見積りへ追加 |
| 35万円 | 本体に30万円使うなら周辺機器は5万円以内など、まず配分を固定。必要性能はゲームごとに照合 |
この表は買える性能を保証するものではなく、予算の組み方です。特に「総額20万円」と「本体20万円」は別の条件。上限が決まっているなら、カートで少しずつ追加するより先に、本体に使える金額を引き算しておきましょう。
必要な性能は、ゲーム名・画面・目標から決める
まず遊びたいゲームを2〜3本に絞る
ゲームの公式サイトや販売ページで、最低動作環境と推奨動作環境を見ます。最低条件で起動できることと、希望する画質で快適に遊べることは同じではありません。MOD、配信、録画も使う予定なら、その用途を含めて比較します。
メーカーの「ゲーム推奨モデル」を見る場合も、検証した解像度や設定を確認しましょう。この記事では実機のフレームレートを測っていないため、特定構成で何fps出るとは断定していません。
フルHD・WQHD・4Kと、画面の更新回数を分ける
高い解像度は細かく表示できる一方、必要な描画処理も増えます。また、高リフレッシュレートの画面を買っても、PC側が同じ水準のフレームを出せるとは限りません。画質を優先したいのか、対戦で滑らかな動きを優先したいのかを先に決めると、画面と本体を別々に買って持て余しにくくなります。
配信や制作もするなら、同時に動かすものを伝える
ゲームだけでなく配信ソフト、ブラウザー、通話、編集も使うなら、その組み合わせを販売店へ伝えます。GPUだけを上げても、自分の作業ではメモリや保存容量など別の部分が不足する場合があります。使うソフト名まで伝えると、必要な構成を具体的に相談できます。
同じ予算の見積りで、比べるべきところ
- GPU:同じシリーズ名でも型番やビデオメモリをそろえる。ノート用とデスクトップ用も区別。
- CPU・メモリ・SSD:GPUが同じでも全体構成は別。容量だけでなく増設や空きの条件も見る。
- 通信・端子:無線LANやBluetooth、モニター接続、使う周辺機器の端子を確認。
- 費用:税込本体、構成変更、送料、必要な周辺機器、保証の追加を合算。
- 購入後:納期、修理の送り方、送料負担、初期不良の連絡先を比較。
見積りを頼むなら、「予算は本体ではなく一式25万円。遊びたいゲームは○○、画面はフルHD、配信はしない。手持ちのマウスは流用」と伝える形が具体的です。用途が決まっていないまま上位の部品を足すより、何にお金を使うかが見えます。
購入後の出費も少し残しておく
ゲームの購入代、ネット回線、追加ストレージ、故障時の対応などは本体価格に含まれません。最初からすべて買う必要はありませんが、総予算を本体と周辺機器で使い切ると、必要なソフトや接続機器を後から足しにくくなります。
電気代を概算するなら、実際の平均消費電力と使う時間で計算します。仮にPC単体の平均が250W、1日3時間、30日、電力量単価31円/kWhと置くと、0.25×3×30×31=約698円です。すべて仮の条件で、この製品の実測値ではありません。電源ユニットの「650W」などの容量を、そのまま常時の消費電力として計算しないでください。
よくある疑問
最初からゲーミング用の高いイヤホンも必要?
手持ちの機器が端子や使い方に合えば、流用する方法があります。ゲーム音とスマホ通話を一緒に聞きたい場合は、単なる接続切替と同時音声を区別してください。マルチポイントとマルチペアリングの違いも整理しています。
中古なら安くできる?
選択肢は広がりますが、世代、状態、保証、OSや付属品を確認する作業も増えます。新品価格との差だけでなく、故障時に相談できる範囲と、希望するゲームの条件を満たすかを比べましょう。
ゲーミングノートは周辺機器代が不要?
画面とキーボードは一体ですが、マウスやヘッドセット、外部画面を追加する場合があります。同じGPU名でもデスクトップと同じ性能とは限らないため、持ち運びの必要性も含めて選びます。
最初に「ゲーム名・画面・総額」を決め、本体以外の予算を引いてから候補を探す。相場の中央値を目標額にするより、自分が遊ぶために必要な一式へ落とし込むほうが、買う前の迷いを減らせます。
参考情報・料金の確認先
料金・サービス内容の確認日:2026年10月23日。金額は特記のない限り税込です。期間限定価格、購入窓口、地域、選択する構成で条件が変わる場合があります。
