年始に「2025年はコレが来る!」って騒がれてたトレンド、覚えてます?
あれから約1年。蓋を開けてみたら…
ほぼ外れてません?
いや、当たったものもあるんですよ。でも「え、それ誰が使ってるの?」「そんなの流行ってたっけ?」みたいなのが多すぎて、今回はツッコミながら振り返ってみます。
【大外れ部門】誰も使ってないやつ
音声SNS、お前どこ行った
「文字を打つのは古い!これからは声の時代!」
そう言って2025年初頭、音声SNSが次々とリリースされました。
で、今誰が使ってます?
私の周りでは**使用率0%**です。マジで。
なんでこうなった
理由は簡単。みんな自分の声が恥ずかしいから。
想像してみてください。満員電車で「今日のランチ何食べよ〜」って話しかけてるアプリ、使います? 無理でしょ。
それに、音声って編集できないんですよね。テキストなら「やっぱこの言い方やめよ」って直せるけど、声は一発勝負。プレッシャーが強すぎる。
結論:音声SNSは永遠に来ない
AIが全部やってくれる時代、来なかった
「2025年、AIがあなたの仕事を奪います!」
…奪われましたか?
確かにChatGPT使ってる人は増えたけど、「AIに丸投げ→完璧!」なんて状況、全然来てないですよね。
むしろ「AIが書いた文章、なんか微妙だな…」「結局自分で直した方が早くない?」ってなってる人の方が多い気がします。
AIあるある
- 「〜と言えるでしょう」みたいな謎の締め方をする
- 情報を盛る(嘘をつく)
- 妙に丁寧すぎて逆に不自然
AIは補助ツールであって、魔法の杖じゃなかったんですね。
「Z世代は検索しない」←してるから!
これ、2025年で一番の誤解だと思います。
「若い子はGoogleじゃなくてInstagramで検索する時代!」って言われてましたけど、実際は普通に両方使ってます。
- トレンド知りたい時 → Instagram、TikTok
- 真面目な情報欲しい時 → Google
- 口コミ見たい時 → X(旧Twitter)
要するに使い分けてるだけなんですよ。
「検索しない」んじゃなくて、「検索の選択肢が増えた」が正解。
おじさん世代が「最近の若者は本を読まない!」って言ってるのと同じレベルの誤解です。読んでるから!
【的中部門】マジで流行ったやつ
推し活、強すぎる問題
これはガチで当たった。
コンビニ行けば推しグッズ、ドラッグストア行けば推しコスメ、スーパー行けば推しコラボ食品。
もう逃げ場がない。
しかも、ただの「好き」じゃなくて「応援」っていう使命感があるから、ファンは喜んでお金を使うんですよね。
グッズを買う = 推しへの投票
この構図が強すぎる。企業もそこに気づいて、「とりあえず推しとコラボしとけ」状態。
推し活の進化系
最近はオーディション番組で「一緒に育てる」形式も人気。
デビュー前から応援して、成長を見守る。もはや親心。
推し活、ここまで来たか…と思いますよね。
平成ブーム&たまごっち復活の謎
「平成女児」って言葉、知ってます?
1990年代後半〜2000年代初頭に小学生だった女性たちのことで、今その世代が懐かしむ平成グッズがめちゃくちゃ売れてるんです。
特にたまごっち。
2025年7月に新作発売、Nintendo Switchでゲームも出る。
…え、たまごっちってまだ生きてたの?
なぜ平成がウケるのか
不確実性だらけの今、「あの頃は良かったな〜」って思いたいんでしょうね。
スマホもSNSもなくて、シンプルに楽しめた時代。
それがノスタルジア商法として成立してる。
でも冷静に考えると、平成も大概しんどい時代だったと思うんですけど、記憶って美化されるんですよね。
若者言葉「エッホエッホ」とは何だったのか
2025年、謎すぎる言葉が流行りました。
「エッホエッホ」
元ネタは、Xに投稿された「地面を走るフクロウの赤ちゃん」の写真に添えられた一言。
これがTikTokで大バズりして、「エッホエッホ、〜は〜だって伝えなきゃ」みたいな構文に進化。
…意味、分かります?
分からなくていいんです。
Z世代のコミュニケーションって、意味より**「ノリ」**なんですよ。
「ビジュいいじゃん」「めろい」も同じ。言いやすいから使う。それだけ。
深く考えたら負けです。
【地味に変わった部門】気づいたら変わってたやつ
一つの体験を擦り倒す文化
2025年、大阪・関西万博ありましたよね。
で、みんな行く前にめちゃくちゃ予習して、行った後もめちゃくちゃ復習してる。
- 行く前:SNSで情報収集、攻略法を研究
- 行った後:写真を加工、投稿、思い出を反芻
一つの体験から最大限の価値を引き出そうとしてる。
なんでこうなった?
答え:物価高
何でも買える時代だけど、お金は無限じゃない。だから「本当に価値あるもの」だけにお金を使って、それを徹底的に楽しみ尽くす。
効率的だけど、なんか疲れそうですよね…。
「見せたい欲」を満たす商品が売れる
SNS時代、私たちは常に**「自分をどう見せるか」**を考えてます。
- 何を着るか = 自己表現
- 何を食べるか = ライフスタイルの提示
- どこに行くか = センスのアピール
全部が「私らしさ」を語る素材。
だから**「映える」商品**が売れるんですよね。
2025年のファッションも、だぼっとしたオーバーサイズから「スマートでバランスの良い」シルエットにシフト。
よりスタイリッシュに、より洗練された自分を見せたい。
…疲れません?
オフィス回帰、でも元には戻らない
コロナ禍でリモートワーク定着したけど、2025年は**「やっぱオフィス大事じゃね?」**って流れに。
ただし、毎日出社じゃなくてハイブリッド型。
週2〜3日は出社、残りはリモート。これがスタンダードになりつつあります。
なぜオフィスが見直された?
リモートって楽だけど、孤独なんですよね。
雑談もないし、ちょっとした相談もしづらい。創造性も出にくい。
人間って結局、顔を合わせたい生き物なんだと思います。
エンタメ界で起きてたこと
「泣ける」コンテンツが強い
2025年、映画『366日』が興行収入22億円突破。
10代女子が「泣けた!」「切なすぎ!」って大騒ぎ。
日曜劇場のドラマも最終話まで大盛り上がり。
なぜ「泣ける」が求められる?
日常で感情を抑えてる反動だと思います。
仕事や学校で「いい人」を演じて、SNSでは「楽しそうな自分」を演出して、疲れるじゃないですか。
だから映画館やドラマで**「安全に泣ける」**瞬間が必要なんですよね。
カタルシス、大事。
TikTokダンス「ケンチャナ!」現象
aespaのカリナやHey! Say! JUMPの山田涼介が踊って話題になった「ケンチャナ!」ダンス。
シンプル、覚えやすい、映える
これがTikTokダンスの三種の神器。
同じダンスを踊ることで、見知らぬ人とも「仲間感」が生まれる。
孤独な現代の、小さな連帯。
…まあ、1週間後には次のダンスに移行してるんですけどね。
結局、2025年って何だったの?
振り返ってみると、予測って当たらないなと思いました。
AIは世界を変えなかったし、音声SNSは誰も使わなかったし、Z世代は普通に検索してた。
でも、確実に変わったものもあります。
- 推し活は文化として定着
- 一つの体験を徹底的に楽しむ消費スタイル
- リアルとデジタルの使い分けがより柔軟に
そして何より、**「トレンドは作るもの」**だと気づきました。
AIもSNSも推し活も、ただのツール。それをどう使うかは私たち次第。
さて、あなたは2025年、何を楽しみましたか?
2026年は、もっと面白い年になるといいですね!
それでは、良いお年を〜!
