はじめに
こんにちは、皆さん!
先日、友人とともにマレーシア旅行に行ってきました。
一週間ほどの短い旅行でしたが、文化や日常の違いに驚かされることばかりでした。
この記事では、日本とマレーシアの違いについて、実際に私が現地で体験したことをもとに紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
1.ごみ箱
ごみ箱がこんなに多い!?
マレーシアの街中に歩いていると、ふと目に留まるのが無数のごみ箱でした。
日本では、駅や公共施設などでのごみ箱の数は限られていると感じる人も多いでしょう。
しかし、マレーシアではショッピングモールの中や公園はもちろん、町の通りの隅々にまで設置されていました。
私の感覚ですが、歩いていれば30秒に一回はごみ箱が現れる感じです!
さらになんと、、

これはクアラルンプール国際空港から市内に向かう列車の中で撮影した写真なのですが、列車の中にもごみ箱があり、かなりびっくりしました。(これごみ箱で合ってますよね、、?)
なぜこんなにごみ箱が多いのか?
いくつかの理由が考えられます。
まず、マレーシアは多民族国家であり、清潔感を重視する文化が根付いています。
ごみ箱が多いことで、道端にゴミが散らばるのを防ぎ、街全体を清潔に保つ工夫が感じられました。
また、調べてみるとマレーシアでは法律でポイ捨てが禁じられていると書かれている記事を見つけたので、国の方針としてポイ捨てを減らすためにごみ箱が用意されているのかもしれません。
ただ、日本に来た観光客の方が日本はごみ箱が少ないといっているインタビュー映像をニュースで見たことがあるため、マレーシアがごみ箱が多いのではなく日本が少なすぎるのかもしれません。
2. 店員さんの接客スタイル
マレーシアの店員さん
次に、マレーシアで体験した店員さんとのエピソードです。
日本ではどんなお店でも丁寧な接客が当たり前とされていますが、マレーシアではそうではありませんでした。
立ち寄ったコンビニでは、店員さんは通話をしながらレジ作業をしていました。
また、マクドナルドでもお客さんがいないときは店員同士で会話を楽しみ、お客さんが来たらフレンドりーに対応するというような感じでした。
もちろん、ショッピングモールの中に入っている高級なお店では非常に丁寧な接客を受けることができたのですが、マレーシア全体としては、日本のように勤務中は常に丁寧な接客を心掛けるという感じではないのだと思います。
少しマイナスのように感じに思われるかもしれませんが、実際は全然そんなことなくて、どの店でもこうした接客に対して全く嫌な気はしませんでした。
むしろ店員さんが賑やかで生き生きしてて、馴れない海外なのに全く緊張せずに註文することができました。
接客のスタイルの違いとは?
日本では、店員さんは基本的に控えめでありながらも礼儀正しく、お客様に対して丁寧な言葉遣いを常に意識しているという感じがします。
一方、マレーシアでは客と対等な立場に立ち、親しみやすい会話を交わしながらサービスを提供することが多いと感じました。
たとえば、買い物中に、「You can try this one. This is very good !」と積極的におすすめをしてくれる場面がありました。これは日本ではなかなか見られないスタイルです。
また、屋台が多く集まるアローストリートという通りを訪れた際は、現地の人なのにもかかわらず、「これおいしいよ~」や「安いうまいよ~」など日本語で話しかけてくることが多く驚きました(顔で日本人ってわかるもんなんですね)。
日本で海外の人に対して英語や中国語などでしゃべりかける店員さんは少ないだろうな~と思いながら道を通っていました笑。
なぜこのような接客スタイルが生まれたのか?
文化的背景として、マレーシアは「おもてなし」の精神が深く根付いていると言えます。
多民族・多文化が交錯する社会では、相互理解やコミュニケーションを重視する傾向があり、店員さんが積極的に話しかけることで、来店客に対して安心感を提供する役割を果たしています。
また、観光業が盛んなため、外国からの訪問者にも親しみやすい印象を与えるための接客術としても、自然とそのスタイルが育まれているのかもしれません。
3. タクシー料金の違い
マレーシアのタクシーは日本とこんなに違う
旅先での移動手段として重要なタクシーですが、マレーシアのタクシー料金の安さには、私自身大変驚かされました。
日本ではタクシーに乗ると、料金が高額になりがちで、ちょっとした距離でも躊躇してしまうことがあります。
しかし、マレーシアでは、短距離の移動でも財布に優しい料金設定がされており、どこか気軽に利用できるのが特徴です。
例えば、クアラルンプール中心部から有名な観光地であるプトラモスクまでは35kmほどあるのですが、この距離を大体30リンギット(約1000円)くらいで運んでくれました(日本だと何円かかるんだ、、、)。
電車も決して高くはないのですが、電車よりもタクシーで行く方が安いし早いという感じだったのでほとんど電車は使いませんでした。
安さの秘密
マレーシアのタクシーが安い理由として、運賃が政府の規制によって管理されている点や、燃料費や保険料などのコストが日本に比べて低い点が挙げられます。
また、タクシーの稼働率が高いため、運転手さんも効率的に仕事をこなす必要があり、その分料金を低く設定できるという経済的背景があるのです。
さらに、競争が激しい市場環境も、タクシー料金の低下に一役買っています。
実際の利用体験
実際、クアラルンプールの中心街でタクシーに乗ったとき、驚くほどの低料金に「本当にこの価格で乗れているの?」と半信半疑になりました。
もちろん、料金が安いだけでなく、車内は清潔で快適な設備が整っており、運転手さんも礼儀正しく、旅の途中での楽しい会話も楽しめました。
日本人の観光客も多いのか、乗ったときに「こんにちは」と声を掛けられることも何回かあり驚きました。
あと、これは余談ですがマレーシアのタクシーはめっちゃ早いです!
車線変更を何回もしながら最速で目的地を目指してくれている感じがしました!(高速道路を150km/hで走られた時はびっくりしました笑)
タクシーを利用する上での注意点
とはいえ、タクシーを利用する際には、事前に目的地の大体の料金やルートを確認しておくことも大切です。
特に、外国のタクシーでは、観光客を狙った料金トラブルも報告される場合があります。
そのため私は、滞在中「grab」と「AirAsia」の二つのタクシー配車アプリを利用していました。
この二つのアプリはマレーシアで広く用いられている信頼できるタクシーアプリです。
アプリを使うことで、事前に料金の見積もりが出るため、安心感も一層アップします。
この二つのアプリはシステムはほとんど同じなのですが、クアラルンプール市内から市外へ出る際には「grab」のほうが安く、クアラルンプール市内での移動であれば「AirAsia」のほうが安かったので使い分けていました。
4. イスラム教文化の影響
イスラム教の教えと日常のマナー
マレーシアは多民族国家であり、イスラム教徒が多数を占めています。そのため、宗教に根ざした文化や生活習慣が日常に溶け込んでいます。
特に、食事や公共の場でのマナーに関しては、イスラム教の教えが強く反映されているのが特徴です。
たとえば、左手の使い方については、日本ではあまり意識されないものですが、マレーシアでは非常に重要なマナーとされています。
左手を使わない理由
イスラム教では、左手は「不浄」とされ、食事の際や物を受け取る際に右手を使うのが一般的です。
これは、清潔さと礼儀正しさを保つための教えに基づくものであり、実際にレストランや屋台で食事をする際に、左手で食べ物を扱わないようにと注意されることがありました。
私も最初は戸惑いながら、現地の方々のマナーに合わせるように努めましたが、この小さな違いが、現地の文化への理解を深める一助となりました。
文化体験としての意義
このような習慣の違いは、単に「変わっている」というだけでなく、互いの文化の多様性や価値観の違いを知る良い機会となります。
マレーシアでの体験は、日本で生活している私にとって、新たな視点を提供してくれました。
たとえば、レストランで食事をする際、右手を使って食べ物を掴むとき、ふと「これも一つのマナーなんだな」と感じると同時に、相手の文化を尊重することの大切さを改めて実感する瞬間がありました。
その他のイスラム教に由来する習慣
また、イスラム教では、礼拝の時間が定められているため、公共施設や商業施設でも礼拝室が設けられていることが多いです。クアラルンプール空港にもprey room()祈るための部屋)がありました。
これにより、宗教的な行事や慣習が生活の一部として深く根付いていることを実感しました。
さらには、ラマダン(断食月)などのイベント期間中は、日中の飲食や喫煙が制限されるため、日が落ちてから店が開くなど街全体が一体となってそのイベントを迎える雰囲気があり、非常に感動的でした。
5. マレーシア旅行全体を振り返って
異文化交流の魅力と学び
今回のマレーシア旅行で、私は日本とマレーシアという二つの異なる文化を比較しながら、多くの発見と驚きを得ることができました。
日常的な小さな違い―例えば、街中にあふれるごみ箱や、フレンドリーな店員さん、安価で快適なタクシー、そしてイスラム教由来のマナー―これらはすべて、私にとって新鮮であり、そして何よりも楽しい体験となりました。
異文化に触れることの意義
旅行は、ただの観光ではなく、異文化に触れ、自分の常識を見直す良い機会です。
日本では当たり前とされていることも、他国では違うかもしれません。だからこそ、違いを楽しみながら、その背景にある文化や歴史を学ぶことが、より深い旅の醍醐味となります。
例えば、マレーシアのごみ箱の多さは、単に「多い」というだけでなく、環境保護への意識の高さや、地域コミュニティの結束力を感じさせるものでした。
体験を通して感じた温かさ
また、マレーシアの店員さんのフレンドリーな接客スタイルは、旅のストレスを忘れさせてくれました。
タクシー料金の安さに関しても、財布に優しいだけでなく、安心して利用できる点が大きな魅力でした。
イスラム教の文化に触れることで、宗教やマナーの違いがある中にも共通する「人としての思いやり」や「尊重の心」が存在することを学び、非常に心温まる体験となったのです。
これからの旅への期待
今回の体験を通じて、私は「異文化交流の楽しさ」と「旅の奥深さ」を再認識しました。次にどこに行くのか、どんな文化や風習に触れるのか、ワクワクする気持ちでいっぱいです。
そして、皆さんもぜひ一度、海外旅行にチャレンジしてみてください。違う文化との出会いは、必ずあなたの視野を広げ、新たな発見をもたらしてくれるでしょう。
最後に読者へのメッセージ
この記事を読んでくださった皆さん、いかがでしたでしょうか?
異文化の違いを楽しみながら、それぞれの国が大切にする文化や価値観を理解することは、単なる旅の思い出以上に、自分自身を豊かにしてくれる素晴らしい体験です。
もし、マレーシア旅行を計画中の方がいれば、ぜひ現地のちょっとした違いにも目を向け、そこに隠された魅力を感じ取ってみてください。そして、異文化交流の楽しさを実感し、心に残るエピソードをたくさん作ってください!
参考情報と今後のアップデート予定
今回の記事で取り上げたトピックは、実際にマレーシアでの現地体験を元にしていますが、時代や社会情勢によって変化する可能性もあるため、今後も定期的に最新情報をチェックし、記事の内容をアップデートしていく予定です。
最新情報が気になる方は、定期的にブログをチェックしていただければ幸いです。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。マレーシアでの体験を詳細に振り返り、日本との違いやその魅力をお伝えできたことは、私にとっても非常に意義深いものでした。
異文化との交流は、時に戸惑いを伴うものの、心を豊かにし、日常に笑いと驚きをもたらしてくれます。ぜひ、皆さんも新たな旅に出かけ、現地の文化や習慣に触れ、その違いを楽しんでみてください!
皆さんの旅のエピソードや、感じた違いについての体験談を共有していただけると嬉しいです。互いに情報交換をしながら、もっと多くの人々が世界を身近に感じ、豊かな旅の思い出を作る一助となれば幸いです。