忍野八海とほったらかし温泉の日帰り旅|富士山を望む癒しの絶景スポットを満喫!

快晴の木曜日に富士山のふもとへ!冬の日帰り旅行スタート

東京を出発、山梨へ!

12月の快晴、雲が少し浮かぶ澄み切った木曜日の朝、友人4人とともに車で山梨方面へ日帰り旅行に出発しました。朝10時に東京を出ると、週の中日ということもあり高速道路は比較的空いていて快適なドライブスタート。冬特有の冷たい空気の中でも太陽が輝き、窓越しに感じる日差しが心地よく、これからの旅に期待が膨らみます。

ドライブの途中、遠くに見える富士山が徐々に近づいてくるのがわかり、車内のテンションも上がります。「もうすぐ山梨だね!」なんて会話を交わしながら、音楽を流しつつリラックスした雰囲気で進みました。約1時間半ほどで最初の目的地、忍野八海に到着しました。


忍野八海で透明な湧水に感動

忍野八海は、富士山の雪解け水が長い年月をかけてろ過され、湧き出た水が作り出す美しい湧水池群で、日本名水百選にも選ばれています。到着したのは11時30分ごろ。この日もたくさんの観光客が訪れており、平日にもかかわらず、大混雑。雲がかかった青空の下で、美しい湧水を楽しむには絶好の日和でした。

車を駐車場に停め、まず目に入ったのは澄んだ水面に映る周囲の景色。池の透明度は驚くほど高く、水底までくっきりと見えます。池の中を泳ぐ鯉や小魚が太陽の光を浴びてキラキラと輝き、その姿に思わず見入ってしまいました。池の周りには柵が設けられており、湧水を守るための取り組みが随所に見られます。

特に印象的だったのは、観光地ならではの注意書きとして「硬貨を池に投げ入れることは禁止されています」という看板が設置されていたことです。透明な水の美しさを保つための重要なルールであることがわかり、この場所がどれだけ大切に保護されているかを実感しました。

忍野八海の画像

忍野八海で感じた外国人観光客の多さ

忍野八海で最も印象に残ったことは何といっても外国人の多さ!

歩きながら湧水池を巡ると、周囲から聞こえてくる会話のほとんどが中国語でした。平日にも関わらず多くの外国人観光客が訪れており、その中でも特に中国からの観光客が多かったのが印象的です。地域の観光案内板にも中国語が併記されており、国際的に人気の観光スポットであることが伝わってきました。

ただ、静かに池を楽しむ場所ということもあり、大声で話す観光客が気になった瞬間も。さらに人目も考えずTikTokの撮影をしていた人にはたまらず私も激おこぷんぷんマルフォイになってしまいそうでした。

池の静謐な雰囲気を味わいたいと思う一方で、こうしたにぎやかさも観光地らしい一面だと感じました。


忍野八海の周辺を散策

忍野八海は一つの池だけでなく、複数の湧水池が点在しているのが特徴です。それぞれの池に名前があり、訪れるたびに異なる景観を楽しめます。中には、池の水を汲めるスポットや、湧水を使った飲食店もありました。

実際に湧水をその場で汲んでみると、冷たく澄んだ味わいが広がり、「これが富士山の恵みか……!」と感動。忍野八海の水は、富士山の地下で20年以上もの時間をかけてろ過されるため、ミネラル分が豊富で飲みやすいとされています。

池の周りには昔ながらの茅葺き屋根の建物や土産物店もあり、どこかノスタルジックな雰囲気が漂っています。地域の名産品を購入したり、湧水を使った和菓子を楽しむのも一つの楽しみ方です。この日は時間の都合でゆっくり見て回れませんでしたが、次回訪れる際はもっとじっくり散策してみたいと思いました!


河口湖へ移動、絶品ほうとうを堪能

忍野八海を後にし、次の目的地である河口湖へ向かいました。車で約30分の道のりですが、山梨の自然を感じながらのドライブは、あっという間に感じられます。

目的地は河口湖の人気店「ほうとう歩成」。

到着したのは昼食時のちょうど良い時間帯で、お店の外観からしてとてもきれいで、期待感が高まります。店内に入ると、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気。広々とした席でゆったりと過ごすことができ、窓際の席では河口湖周辺の景色を楽しみながら食事ができます。

オーダーしたのは、名物のほうとうと馬刺し。野菜がたっぷりと入った鍋料理で、独特の太めの麺と味噌仕立てのスープが絶妙な組み合わせです。特に冬の寒い季節には体が芯から温まり、旅の疲れも癒される逸品。友人たちも「これ、本当に美味しいね!」と感激しながら、お鍋をいただきました。

私は馬刺し初体験で、にんにくとショウガをつけていただきましたが絶品でした!マグロの刺身に噛み応えを追加したような触感で大満足でした

ほうとう歩成は地元の食材にこだわっており、特に野菜の鮮度が抜群。スープの出汁も深い味わいで、最後の一滴まで美味しくいただきました。このボリューム感で満腹になりつつも、食後は不思議と軽やかな気分にさせてくれる料理です。

ほうとうのがぞう

河口湖からほったらかし温泉へ!秘境感漂う道のり

河口湖でほうとうを楽しんだ後、次なる目的地「ほったらかし温泉」へ向かいました。ここは山梨県内でも特に眺望が素晴らしい温泉地として知られており、山の上に位置しているためアクセスは少し大変。しかし、その秘境感こそが「ほったらかし温泉」の魅力の一つでもあります。

車でおよそ1時間ほど、徐々に標高を上げていく道のりは、まるで山々に抱かれるような感覚を味わえます。途中、木々が連なる静かな道や、時折視界に広がる開けた景色が現れるたびに、友人たちと「こんなところに温泉があるなんてすごいね」と話しながら進みました。冬の夕方ということで気温も低くなり始めており、「早く温泉に浸かりたい!」という期待感が膨らみます。

駐車場に到着したのは午後3時頃。受付の建物は素朴で、周囲の自然と調和した造り。受付を済ませ、タオルを持って外へ出ると、澄み切った空気とともに見えるのは山々の大パノラマ!遠くには富士山が雲の間から顔をのぞかせており、このロケーションだけでも「来てよかった」と思えるほどの感動がありました。

ほったらかし温泉の画像

「こっちの湯」で感じる解放感と富士山の絶景

ほったらかし温泉には「こっちの湯」「あっちの湯」という二つのエリアがあり、それぞれ異なる魅力があります。今回は「こっちの湯」を選び、早速露天風呂へ向かいました。

温泉エリアへと続く通路を進むと、目の前に広がるのは青空と富士山、そして温泉から立ち上る湯気。湯船に浸かると、体の芯からじんわりと温まり、冷えた体が一気にリセットされるような感覚に包まれました。この日は少し雲がかかっていましたが、それでも富士山の姿がはっきりと見えて、露天風呂から望むこの景色は言葉にならないほどの美しさです。

湯船は木と石で作られた自然味あふれる造りで、開放感たっぷり。お湯の温度は適温で、長時間浸かっていても疲れを感じさせません。周囲の静けさと心地よい温泉の温かさに癒され、自然と時間を忘れてしまうほどでした。

日の入りとともに変化する絶景を独り占め

温泉に浸かりながら、徐々に西の空がオレンジ色に染まり始めました。冬の日の入りは早く、16時半ごろになると空は黄金色からピンク色、そして紫色へと変化していきます。山々や富士山のシルエットが刻々と表情を変える様子を、湯船の中からじっくりと堪能しました。

特に印象的だったのは、夕陽が山の稜線に沈む瞬間。湯気が立ち上る露天風呂からその光景を見ていると、まるで自然の中に溶け込んでいるような感覚を覚えました。この瞬間を共有できるのも、平日ならではの贅沢かもしれません。観光客も少なかったので、まるで貸切状態のように感じられました。

空が徐々に暗くなり始めると、外気温も一層下がってきました。お湯から出ると肌に当たる風がひんやりと冷たく、自然と体が温泉へと戻っていく……そんな繰り返しがなんとも贅沢で、この温泉ならではの楽しみ方だと思いました。

帰り道は暗闇の山道!

温泉をたっぷり満喫し、施設を後にしたのは夕方5時頃。外はすっかり暗くなっており、山道を下る車のヘッドライトだけが頼りです。街灯がほとんどないため、真っ暗な中を進む車内では、どこか緊張感を持ちながらの帰路となりました。

特にカーブの多い道では、少しスリルを感じる瞬間もありましたが、富士山近くの秘境を訪れた余韻が心に残り、怖さよりも満足感が勝っていました。無事に山を下り、高速道路に乗った頃には車内もほっと一息つき、再び日帰り旅行の話題で盛り上がります。

忘れられない旅の締めくくり

東京に戻る頃にはすっかり夜も深まり、車内で流れる音楽を聴きながら、楽しかった1日を思い返していました。温泉で温まった体はぽかぽかと余韻を残し、湧水の美しさやほうとうの味わいなど、この日だけでたくさんの思い出ができました。「またこの季節に、富士山を見に行きたいね」と次の旅の計画を話し合いながら、最高の1日を締めくくりました。

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この記事を書いた人

理系国立大学生のYuuKishiです!将来のためブログを通して、マーケティングやライティング技術を学んでいます。

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