「オーストラリアに行くならカンタス一択!」──そんな噂、旅行好きなら一度は聞いたことがあるかもしれません。
真っ赤な尾翼に描かれたカンガルーのロゴは、空港で見つけるとちょっとテンションが上がる存在。
世界的にも安全性が高く、ホスピタリティにあふれたフルサービスキャリアとして知られています。
でも、実際に乗ったことがない人からすると、こういう疑問が出てきませんか?
- カンタス航空って高いんじゃないの?
- 機内食は美味しいの?オージービーフ出る?
- サービスはJALやANAと比べてどう?
- そもそも安全性って本当に高いの?
この記事では、そんな疑問を旅行好きの筆者が徹底解説!
実際に乗ってみた感想や、機内写真・機内食の写真(※後日追加予定)も交えて、カンタス航空の魅力を丸ごとお届けします。
読み終わるころには、きっと次の旅行計画にカンタスが候補入りしているはずです。
カンタス航空とは?
カンタス航空(Qantas Airways)は、オーストラリアを代表する航空会社で、1920年に創業しました。
実は世界で3番目に古い航空会社という長い歴史を誇り、100年以上にわたり「空の安全」の象徴として君臨しています。
名前の由来は「Queensland and Northern Territory Aerial Services」の頭文字で、「クイーンズランド州とノーザンテリトリーの航空サービス」という意味。
今ではオーストラリア国内線はもちろん、国際線ネットワークも充実しており、日本(羽田・成田)からシドニーやメルボルンへの直行便も運航中です。
ちなみに、尾翼の赤いカンガルーは「フライング・カンガルー」と呼ばれ、世界中の空港でひときわ目立つ存在。
筆者も海外旅行で空港に着き、このロゴを見つけると「あ、オーストラリア行くんだ!」と一気に旅行モードになります。
世界トップクラスの安全性
カンタス航空の代名詞とも言えるのが「安全性の高さ」です。
航空安全評価サイト「AirlineRatings.com」では、毎年のように安全ランキングの上位にランクイン。
しかも、ジェット機導入以降致命的な事故ゼロという驚異的な記録を持っています。
そのため、カンタス航空は「世界一安全な航空会社」と呼ばれることも。
これは運任せではなく、徹底した安全管理体制の賜物です。
安全を支える仕組み
- 最新鋭機材の導入:ボーイング787ドリームライナーやエアバスA380など、燃費・安全性に優れた機材を積極採用。
- パイロット訓練:年間数千時間に及ぶシミュレーター訓練を実施。操縦技術だけでなく、緊急時対応も徹底。
- 整備体制:国際基準を超える自主基準を設定し、地上整備員のチェック回数も多め。
筆者も何度かカンタスに乗りましたが、離陸前の安全説明が非常に丁寧で、しかもユーモアが効いています。
例えば「非常口はあなたの近くにもありますが、見つからない場合はクルーが全力で指差します!」なんてジョーク混じりの案内。
硬い雰囲気になりがちな安全説明を、笑いで和らげてくれるのもオーストラリアらしい魅力です。
快適すぎるサービス
カンタス航空の魅力は安全性だけではありません。
むしろ筆者が感動したのは、機内に入った瞬間から感じるオーストラリア流のフレンドリーさ。
「Hello, how are you going?」と笑顔で迎えてくれるクルーたちは、まるで長年の友人に会ったかのような距離感です。
日本の航空会社のような丁寧さも素晴らしいですが、カンタスのカジュアルで温かい接客は、リラックスしてフライトを楽しめる大きな理由。
座席に着くとすぐに毛布と枕がセットされ、長距離便では離陸後すぐにドリンクサービスが始まります。
座席とシートピッチ──エコノミーでも快適さは十分
「長距離フライト=腰痛との戦い」というイメージを持つ人も多いはず。
ですが、カンタスのエコノミークラスはシートピッチ約78〜81cmと余裕があり、前方のモニターとの距離も適度です。
足を組み替えても窮屈に感じにくいのは長時間フライトでは大きなポイント。
飛行機は何時間も飛ぶことがほとんどですから、窮屈な座席ほどつらいものはありません!
シートのクッション性も良く、背もたれの角度も程よい。
個人的にはJALやANAと比べても遜色なく、むしろ柔らかめの座面が好みでした。
- USBポート・電源あり(機材による)
- 大型の個人モニター
- 収納ポケットが深めで使いやすい
エンタメの充実度──最新映画からオーストラリア音楽まで
長時間フライトのお供といえば機内エンターテインメント。
カンタスのIFE(In-Flight Entertainment)は、最新のハリウッド映画や海外ドラマはもちろん、オーストラリア制作のドキュメンタリーや音楽も揃っています。
例えば筆者が乗った便では、
- 『ミッション:インポッシブル』最新作
- オーストラリアの自然ドキュメンタリー
- オージーロックの名曲プレイリスト
などがあり、フライト時間があっという間に過ぎました。
日本語対応の映画や字幕も豊富なので、英語が苦手でも安心です。
機内食──「これ、上空で食べるレベル?」と驚く味
カンタス航空といえば機内食のクオリティも話題です。
特にオーストラリア産の食材を使ったメニューは、空の上とは思えないレベル。
エコノミークラスでも2回以上の食事サービスがあり、筆者が搭乗したシドニー行きでは以下のメニューが提供されました。
- メイン1:オージービーフステーキ(マッシュポテト添え)
- メイン2:チキンと野菜のトマト煮込み
- デザート:ティムタム風チョコレートケーキ
- ワイン:オーストラリア産シラーズまたはシャルドネ
特に感動したのはワインの質。
エコノミーでもちゃんと産地を意識したセレクトで、香りとコクがしっかりしています。
しかも何杯かおかわり可能(※飲みすぎ注意)。
間食&ドリンクサービス
長距離便ではメインの食事以外にも、軽食やスナック、ドリンクの追加サービスがあります。
ナッツやクッキー、カップ麺(!)まで用意されているので、夜中にお腹が空いても安心です。
料金と予約術──カンタス航空をお得に乗る方法
カンタス航空はフルサービスキャリア(FSC)なのでLCCよりは高めですが、タイミング次第でかなりお得に乗れます。
特におすすめは以下の方法です。
① オフシーズン狙い
日本〜オーストラリア線は、5〜6月と10〜11月が比較的安め。
繁忙期の年末年始や夏休みを避けるだけで、同じ便が3〜5万円安くなることもあります。
② セール情報をチェック
カンタス公式サイトでは、年に数回「フラッシュセール」が行われます。
これはメールマガジン登録者向けに先行案内が来るので、登録は必須。
例えば、成田〜シドニー往復が6万円台になったことも。
③ マイル・ポイントを活用
カンタスはワンワールド・アライアンス加盟なので、JALマイルでも特典航空券が取れます。
例えばJALマイル40,000マイルで成田〜シドニー往復可能(シーズンによる)。
また、カンタス・フリークエントフライヤー(QFF)プログラムも魅力的で、提携ホテルやレンタカー利用でもマイルが貯まります。
他社との比較──JAL・ANAとどう違う?
実際に乗って感じたカンタスと日本のフルサービスキャリア(JAL・ANA)との違いをまとめます。
項目 | カンタス航空 | JAL | ANA |
---|---|---|---|
サービスの雰囲気 | カジュアルでフレンドリー | 丁寧で礼儀正しい | ややフォーマルで安心感 |
機内食 | オーストラリア色が強い | 和食・洋食が選べる | 和食・洋食が選べる |
エンタメ | 洋画・海外コンテンツ豊富 | 邦画・国内ドラマ豊富 | 邦画・海外半々 |
価格 | やや安め(セール時特に) | 安定して中〜高価格 | 安定して中〜高価格 |
アライアンス | ワンワールド | ワンワールド | スターアライアンス |
まとめ──カンタス航空は「旅が始まる瞬間から楽しい」
安全性、快適さ、そしてフレンドリーな接客。
カンタス航空はただの移動手段ではなく、フライト自体が旅の一部になる航空会社です。
特にオーストラリアへ行くなら、「現地に着く前からオーストラリアを感じられる」この空気感は唯一無二。
今回の搭乗記を読んで、少しでも「乗ってみたい」と思ったら、ぜひセール情報をチェックしてみてください。