こんにちは！
最近TikTokやInstagramで、「抹茶ラテ」や「抹茶スイーツ」がカラフルでかわいい動画として大人気。
その中でも特に「#MatchaTok」や「Matcha Girlieフェーズ」と呼ばれる投稿が世界中でバズしています。
ところが、この急増する需要に対して、日本国内の本格的な抹茶供給が追いついていないという現実もあります。
農家の苦労や価格高騰、持続可能な消費についても注目されています。
この記事では、人気の理由、供給不足の背景、日本の農家への影響、SNS投稿まとめまで、「抹茶Girlieフェーズ」を丸ごと深掘りします！
Matcha Girlie誕生の背景
抹茶といえば、茶道の一服や禅のひとときにじっくり味わうもの。
ところが2024年末ごろから、「抹茶をもっと自由に楽しむ」ムーブメントが世界中でじわりと広がり始めました。
SNSユーザーが、抹茶ラテにピンクやパープルのカラークリームを重ねたり、エディブルフラワーやグミを散りばめたりした映像を投稿。
気づけば「抹茶も映える」という新たな価値観が生まれ、若年層を中心に爆発的に拡散しました。
そして、この動きは単なる一過性のバズにとどまらず、「Matcha Girlieフェーズ」と呼ばれるムーブメントへと成長しました。
その理由は、抹茶本来の苦みや深い緑がもつ強いビジュアルインパクトを、ポップな色使いと組み合わせたことで「和×洋」「伝統×モダン」を同時に体験できる新ジャンルとして受け入れられたためです。
特にTikTokのショート動画フォーマットが、短い尺でも大胆なカラーコントラストを映し出しやすく、ムーブメントの起爆剤となりました。
呼び名の由来
「Matcha Girlie」というネーミングには「抹茶」と「girlie（かわいらしい）」を掛け合わせた遊び心があります。
英語圏で「girlie」は「ガーリー」「フェミニンなかわいさ」を意味し、抹茶とパステルカラーの組み合わせが、まさにそのイメージにぴったり。
日本語圏でも「#MatchaTok」「#MatchaGirlie」といったハッシュタグが中国・欧米のインフルエンサーにも拡散され、2025年7月には再生数累計1,500万回を突破しました。
ハッシュタグの戦略的活用も見逃せません。
人気クリエイターが「#MatchaTokチャレンジ」と銘打って、視聴者にオリジナルアレンジを投稿させるコンテストを実施。
その結果、数千件のユーザー投稿が集まり、TikTokのアルゴリズムがさらにこれらの動画をレコメンド。
結果として「Matcha Girlieフェーズ」は、たった数ヶ月でグローバルなトレンドへと飛躍しました。
視覚的魅力の秘密
なぜ抹茶とピンク、紫、ミントグリーンなどのパステルカラーがここまで映えるのか。
その秘密は、色彩学とフードスタイリングの基本原則にあります。
抹茶の深い緑色は、RGBカラーモデルでは“冷静さ”と“自然”を表すグリーン成分が強く、そこに反対色である赤系（ピンクや紫）を組み合わせることで、視覚的なコントラストが最大化されます。
さらに、抹茶フォームの滑らかなテクスチャを活かし、ソースやクリームのテクスチャとの“対比”を作り出すことで、見る者の注目を引きつけます。
プロのフードスタイリストも、「Matcha Girlie」の投稿を参考に、飲料やスイーツの質感演出を学ぶほどです。
多様なクリエイターの参加とコラボレーション
抹茶専門店やカフェチェーンだけでなく、学生や趣味で料理動画を投稿するクリエイターたちが次々に参入。
ある人気TikTokerは、自宅のキッチンで自作したカラークリームと抹茶フォームを合わせた「マーブル抹茶ラテ」でバズり、海外メディアに取り上げられました。
また、ローカルの和菓子屋が「Matcha Girlieパフェ」を期間限定メニューとして提供し、その動画が100万再生を超えるケースも。
こうしたコラボレーションは、「Matcha Girlie」を一過性のムーブメントにとどめず、多様な業界やコミュニティを巻き込む力を持っています。
供給不足問題とサステナビリティへの取り組み
ところが、この抹茶ムーブメントの拡大は、伝統的な製茶業界に大きな課題を突きつけています。
高品質な抹茶を石臼で手挽きする工程は、1時間でわずか数十グラムしか生産できないため、大量消費に応じきれません。
2025年夏の収穫量は前年比で20％減少し、オンラインショップでは高級抹茶の即日完売が続出。
そこで注目されているのが、電動石臼の導入や有機栽培技術の研究、さらには地域コミュニティと連携したフェアトレードモデルの構築です。
これらの取り組みは、「映える抹茶」を楽しみながらも、伝統と環境を守るために欠かせない要素となっています。
まとめ
「Matcha Girlieフェーズ」は、抹茶という日本古来の素材に、新しい価値観と表現手法を吹き込んだムーブメントです。
伝統を大切にしながらも、その枠にとらわれず自由に楽しむ姿勢は、現代の消費文化における大きなヒントを提供してくれているような気がします。
この記事が、あなたの抹茶体験を豊かにするきっかけになれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました！
